美味しい山の幸
【うど(独活)】
数少ない日本原産の野菜の一つウド。独特の香りと歯ごたえが特徴です。単にウドと呼ばれる場合は軟白ウド(白ウド)と呼ばれるウドがほとんどで、天然のウドは山ウドと呼ばれます。
また山ウドの中には軟白うどを出荷前に太陽にあて芽を緑色につけ香りを強くしたものも含まれるそうです。ウドは東京の特産品で立川市や三鷹市のものが有名です。
【たらの芽】
「山菜の王様」と呼ばれる事があるたらの芽。その名の通りタラノキの茎先端部分の芽です。タラノキは非常に弱いと言われ、採取する際は枝を折らない様にするなどの注意が必要です。
またウルシと非常に似ているので自生しているタラノキを見つけた場合は良く見て判断しなければなりません。野生のタラノキは棘があるのが一般的です。
【ふきのとう・ふき(蕗の薹・蕗)】
もっとも早く出る山菜です。雪が降る地方では雪解けを待たずに出てくるので春の使者と呼ぶところもあるそうです。フキノトウは日本各地に分布していますが、風通しの良く湿度の高いところを好むそうです。
フキノトウは普段食べるフキのつぼみで天ぷらにして食べると美味しいと言われています。花が開き大きくなったものはあまり食べられることがないようです。またフキの種類には市場のほとんどを占める愛知早生フキをはじめ、京都や奈良で栽培されている水フキ、秋田の名物となっている2mにもなる巨大な秋田フキなどがあります。
【まつたけ(松茸)】
独特の香りと歯ごたえ、旬の一時しか味わえず、その価値から「キノコの王様」と呼ばれているマツタケ。アカマツやコメツガなどの林に生えます。完全な人工栽培は確立されていないため、自然の恵みに頼るしかないのが現状です。
松林の減少に伴ない国産のマツタケの収穫量も減少してしまいました。そのため中国や韓国からの輸入物が市場に出回ることが多いのですが、流通の過程でどうしても風味が落ちてしまいますので国産の方が美味しいです。有名な産地は長野県や京都、岡山県、広島県などがあげられます。
【ホンシメジ】
ホンシメジはよく言われる「香りマツタケ味シメジ」であらわすようにキノコのなかでも特に強いうまみを持つと言われています。
ただし、「ホンシメジ」の名前で全国的に流通しているキノコは「ブナシメジ」を栽培したものです。本当の「ホンシメジ(キシメジ科シメジ属ホンシメジ)」はめったに市場には出ず、「幻のきのこ」と呼ばれる事もあるほどです。
実際に市場ではマツタケの数倍の値段で取り引きされます。近年日本の企業がホンシメジの栽培に成功し「夢シメジ」との愛称で呼ばれています。近いうちに我々の口に入りやすい食材となるかもしれません。
